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人にとっての健康食材の生姜！犬は生姜を食べても大丈夫？！

2020/10/27

秋冬や寒くなりはじめた頃には、ぜひ食べたい根菜の一種である生姜。

人では、漢方や薬膳鍋、薬味などで幅広く愛されていることでも有名です。

風邪予防や体を暖める効果があるから…

という理由で、こどもの頃から食べてきた人も多いのではないでしょうか。

人にとっての健康食である生姜は、ネギ類ではありませんので、量さえしっかり守れば愛犬が食べても大丈夫です。

近年では、生姜入りのドッグフードも販売されているほどです。

生姜は、どれぐらいあげて良いの？

生姜にはどんな栄養素が含まれているの？

生姜を愛犬にあげるメリットとあげる時の注意点は？

そんな疑問にお答えします。

生姜はネギ類！？

犬にネギを与えてはいけないということは、ペットオーナーであればだれしもが知っている常識だと思います。

しかし、そのネギ類の仲間であるように生姜も愛犬には与えてはいけない食材という間違った認識だけが出まわってしまっています。

ネギは、クサスギカズラ目、ネギ亜科ネギ属という野菜の種類になります。

生姜は、ショウガ目、ショウガ科、ショウガ属になるため、野菜としてはまったく異なります。

犬は、ネギを食べると血液中の赤血球を破壊し膵臓や脾臓を中心とした臓器に悪影響を及ぼします。

血尿、はげしい嘔吐、下痢をおこし、致死量を超えると最悪死に至ります。

ただ、生姜は犬の血液中の赤血球を破壊する成分である毒性成分の「硫化アリル」は入っていません。

よって、犬が生姜を食べて中毒症状をおこす心配は無用です。

与える量にだけ気を付けてください。

愛犬に生姜を与えるメリット

体をポカポカと温めてくれる効果がある生姜は、刺激が強いのであげる時の量にさえ注意すれば非常に体に良い食材となります。

生姜には、シネオールやショウガオール、ジンゲロールなどとあまり聞きなれない栄養素が豊富に含まれています。

生姜は、強力な殺菌作用や抗菌作用があると言われています。

生姜の香りの素である、シネオールには食欲増進効果があることから食の細い老犬にもおすすめできます。

それだけでなく、疲れた体を癒す疲労回復や胃腸の調子を整える効果も期待できます。

生姜の強い殺菌作用の成分であるジンゲロールは、お肉やお魚の生臭さを消してくれる力を発揮するだけでなく、食中毒予防もできるのです。

また、ガン細胞の増殖を抑制する働きもあることからガン予防はもちろん、ガンで治療中の子も食べることができるのはうれしいですよね。

身体を暖める効果のあるショウガオールは、全身の血流を高めて血液サラサラにする効果も見込めます。

新陳代謝の活性化も期待ができるため、皮膚トラブルがある子や涙やけに悩む子にもおすすめです。

生姜は、生で食べても加熱して食べても栄養素がこわれないことが特徴です。

生姜の皮にもたっぷり栄養が含まれているため、よく洗ってから皮ごとすりおろして与えることをおすすめします。

■与えても良い量（犬の体重別）

5kg…小さじ4分の1

10kg…小さじ2分の1

15kg…小さじ１

上記はあくまでも目安の量になります。

生姜は刺激が強いので、はじめて愛犬に与える場合はかなり少量からあげてみる事をおすすめします。

食べた次の日のうんちを必ず確認しましょう。

■期待が見込める効果

・ガン予防

・心臓病予防

・免疫力アップ

・白内障予防

・冷え性改善

■愛犬に与える時の注意点

生姜を愛犬にあげる時は、お肉やお魚、お野菜などとフードを一緒にあげてください。

寒い冬には、スープに生姜をとかしてあげると良いでしょう。

体に良いからと、与えすぎてしまってもよくありません。

どんな食材でも、ほどほどが大切です。

◎まとめ◎

「人にとっての健康食材の生姜！犬は生姜を食べても大丈夫？！」はいかがでしたか？

生姜は、人だけでなく犬にとっても非常に健康に良い食材のひとつです。

なぜ、以前までは食べてはいけないものという分類になってしまっていたのかは不明ですが、おそらくネギと同様の強い香りからしょうがもネギと同様、与えてはいけない食べ物と認識されたのではないかと推測されます。

くれぐれも与える量を守って、愛犬のごはんにトッピングしてあげてください。

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